血糖測定センサーを個人輸入

血糖測定器のセンサーについて

SMBG ¹の血糖測定には、次のものが必要です。

・血糖測定器
・穿刺器
・穿刺針
・血糖測定センサー
・アルコール綿

このうち、血糖測定センサー以外はネットでも購入が可能です。詳しくはこちら。
血糖測定センサーは体外診断用医薬品ですので、ネット販売やドラッグストアでの販売ができません。薬局で購入する必要があります。

ですが、薬局で購入する以外に、個人輸入という手段があります。
この記事では、血糖測定器のセンサーに関する個人輸入について説明します。

個人輸入とは

個人輸入とは、その字の通り、海外の製品を個人的な目的で購入し、輸入を行うことです。
医薬品においても、用法容量からみて2か月分以内であれば、個人で直接海外の店舗から買い付け、輸入することが可能です。 ²

センサーも医薬品に該当しますので、2か月分であれば個人輸入することが可能です。

個人輸入を、いきなり海外の店舗とやりとりするのはハードルが高いので、便利な「個人輸入代行」という方法があります。これなら英語や現地の言語がわからなくても、個人輸入が可能です。

重要な点が１つあります。国産の血糖測定器は、センサーを個人輸入できないということです。というのも、「国産」なので、海外で販売しているものを輸入しても、安くならないからです。ですので、海外の会社製の血糖測定器を使っている人でなければ個人輸入はできません。（一部、国産のものでも個人輸入できますが、国内で買うのと価格は同じか高くなります）

個人輸入業者と価格

個人輸入業者は、ネットで調べればいくつも出てきます。
その中で、目的のセンサーを販売しているかどうかが重要です。

私はアボット社の「フリースタイルプレシジョンネオ」を使用しています。この測定器に使えるセンサーを取り扱っている輸入代行業者を紹介しておきます。

フリースタイルプレシジョンネオ用センサー価格比較

注：製品にリンクを貼るのは薬機法の広告規制などに触れる可能性もあるので、サイトのトップページを案内しています。また、これらの紹介先からは報酬等を受け取っておりません。

こう見ると、アボットジャパン製のものは高い（というか、国内販売額とほぼ同じ）ですね。私はMade in UKのものを使っています。200枚入りのものを買ったのですが、単価で言うと国内販売のほぼ半額で使用することができます。

血糖値測定は比較的頻繁に行うものなので、1回1回の測定単価が高ければ高いほど、経済的負担が大きくなります。そういった意味で、安く手に入るものを活用するのは、生活の知恵だとも言えます。

また、センサー自体は医薬品の基準を満たしていますので、まったく問題なく使用することができます。

安い血糖測定器を探してみる

血糖測定器を購入するにあたって、時間をかけて比較しながら、最終的にアボット社のフリースタイルプレシジョンネオを選びました。それは、先に述べた個人輸入のセンサー価格が低廉だったことが理由の一つです。

その中で、いろいろ安い血糖測定器について見つけたものもあるので、最後にご紹介します。

血糖測定器の比較

本体価格だけを見て購入すると、センサーが高いので痛い目にあいますので、事前の下調べをしてから購入しましょう。

脚注

1. 自己血糖測定 - Self Monitoring of Blood Glucose[↩]
2. 医薬品・化粧品等の個人輸入についてを参照[↩]