Googleフォーム回答集計の文字化けをなおす
Googleフォームの回答が文字化けする!!
Googleフォーム、便利ですよね。
仕事で使っています。
ですが、回答のcsvをダウンロードして、Excelで開くと文字化けが…
うーん、困った。
というわけで、文字化けを直してExcelで開く方法をご紹介です。
と、その前に。
Googleフォームの回答をExcelでも正しく表示できるよう、ダウンロードする方法をお知らせいたします。
サンプルのフォーム
とりあえず、記事作成にあたりサンプルのフォームと回答を作成しました。


1)Excel形式でダウンロードする方法
まずは、そのままExcel形式でフォームをダウンロードする方法です。
次の「フォームからCSVでダウンロード」よりも手順が多いのですが、直接開くことができるため、こちらの方法を基本的にはお勧めします。
「回答」から「スプレッドシートにリンク」をクリックしてください。

すると、「回答の送信先」というダイアログが出てきますので、「新しいスプレッドシートを作成」にチェックが入っていることを確認して、「作成」をクリックしてください。
※このダイアログが出ない場合があります。その際は、この部分を読み飛ばしてください。

※ダイアログが表示されなかった場合は、この部分も読み飛ばしてください
すると、画面に「スプレッドシートへのリンクを設定しました」という表示が出てきますので、「開く」を選択してください。

すると、「スプレッドシート」が開き、回答が確認できます。
※すでにスプレッドシートにリンクされている場合は、次の画面がいきなり表示されます。

スプレッドシートのメニューバーの「ファイル」→「ダウンロード」→「Microsoft Excel(.xlsx)」を選んでください。
自動的にExcel形式でダウンロードされます。

ダウンロードしたExcelファイルを開いてみると、正しく表示することができます。

2)フォームからCSVでダウンロードしてしまった場合
フォームから、直接CSVをダウンロードする方法が用意されています。
この回答をcsv形式でダウンロードします。


…で、ダウンロードしたらzipファイルができるので、解凍してcsvをダブルクリックすると…



ぎゃーーーーーー!!
文字化けしてるーーーっ!!!
困ったなぁ…Microsoft Formsだと、(当たり前ですが…)Excel形式でダウンロードできて、文字化けもないのですが…
csvはテキスト形式なので、メモ帳やエディタで開いて、文字コードを変換して保存すれば読めるのですが、手間がかかるので避けたいところ。
というわけで、Excelで直接開く方法がわかったので、メモ代わりにカキカキ。
Googleフォームの回答をExcelで"読めるように"開く
この例はOffice365のExcelですので、永続版のものとは少し画面表示が異なると思います。
適宜読み替えれば、同じようにできると思います。
①Excelを開く
Excelを開いて、空白のブックを開きます。新規作成ですね。
②回答のCSVを開く
メニューバーから「データ」を選択し、「データの取得と変換」の中にある「データの取得」→「ファイルから」→「テキストまたはcsvから」を選択してください。
(もしくは、「データの取得と変換」の中にある「テキストまたはcsvから」のアイコンをクリックしてください)

③データの取り込み
解凍したcsvファイルを選択してください。
④文字化けを直す
デフォルトのままでは文字化けをしていますので、文字コードを正しく設定してあげます。

⑤文字コードの設定
「元のファイル」のプルダウンから「 65001: Unicode (UTF-8) 」を選択してください。

⑥読めるようになった!!
データが正しく読めるようになりました。
「データの変換」を押してください。

⑦Power Query エディター!?
見慣れないウインドウが出てきました。
ですが、特段ここでは何もせずに、さっさとExcelにデータを移しましょう。
左上のアイコン「閉じて読み込む」を選択します。

⑧Excelに読み込めた!
Excelに無事読み込めました。
1行目が「Column1」などになっているので、これを修正します。
(気にならないなら、このままでもいいですが)

(オプション①)ふたたび Power Query エディターを開く
メニューバー「データ」から、「クエリと接続」グループの中の「クエリと接続」ボタンをクリック。右に「クエリと接続」オプションが表示されます。
解凍データのクエリを右クリックし、「編集」を選択してください。

(オプション②)1行目をヘッダーにする
「ホーム」メニューの、「変換」グループ内にある「1行目をヘッダーとして使用」を1回クリックすると、1行目が繰り上がって、タイトルヘッダーに1行目の項目が移動します。

「閉じて読み込む」をクリックすると、Excelのシートに反映されます。
(オプション③)タイトルがちゃんと表示されました
無事に1行目がタイトルになりました。

⑨編集・保存する
あとは編集したり、保存したりするだけです。
xlsx形式で保存してもOK!
Excel 2016 だと、Power Queryエディターではなく、テキストファイルウィザードが表示されます。
基本的な項目は変わりませんが、ポイントとして、元のファイルは「Unicode(UTF-8)」、区切り文字「カンマ」(これは、デフォルトだと「タブ」のみにチェックが入っているので、チェック必須です)で、「先頭行をデータの見出しとして使用する」のチェックを入れておくといいと思います。
最後に
Googleフォームは使いやすいですが、Excelで読み込み・編集するためにはひと手間が必要です。Microsoft Formsだとこんな手間はないのですが、いかんせん使い勝手が…複雑なことをしないなら、Microsoft formsでもいいと思いました。
ちなみに、なぜGoogleフォームを使っているかということについては、おいおい記事にしたいと思います。