カーポート下収納を作る(その2)
前回の続き。
単管パイプそのままだと無骨すぎるので、これに塗装をしていきます。
単管パイプは「溶融亜鉛メッキ」と呼ばれるコーティングがしてあり、そのままでは塗装がのりませんので、下処理をしていきます。
単管パイプには汚れがついています。これをまず落とします。
脱脂(汚れ落とし)には、「シリコンオフ」を使用します。
ウエス(きれいな布)にしみこませて、単管パイプを拭いていきます。シリコンオフは揮発性の溶剤なので、換気に注意が必要です。
シリコンオフで拭ったのち、きれいな布でシリコンオフを拭きあげます。
写真では新聞の上にあるウエスにシリコンオフをつけて拭いたのですが、すごい汚れです。
シリコンオフで脱脂したのち、下塗り剤として「ミッチャクロンマルチ」というプライマーを塗ります。これを塗ることで、単管パイプにも塗装をすることができるようになります。
少し色味がある透明の液体です。これを塗るわけですが…
左がミッチャクロンを塗ったもの、右が塗っていないものです。ほぼわかりません。
塗り残しの部分は塗装をはじくので、塗り残しに注意しながら刷毛で塗ります。
ミッチャクロンは1時間程度で乾燥するので、それから塗装を行います。
今回使用したのは、「水性シリコン多用途塗料 ライトカーキ」です。
水性のほうが扱いやすいですので、これを選びました。
ちなみに、ミッチャクロンは油性なので、刷毛は「うすめ液」で洗う必要があります。水性塗料は、乾燥しきってしまうまでは水で洗うことができます。乾燥してしまうと、耐水性になるので、水でぬれても色が落ちません。
うちでは、100均の取っ手付きタッパーを使っています。
これがなかなか持ちやすく、サイズも手ごろで、タッパーのフタをすれば乾きにくく、後日の再利用も簡単です。
刷毛で塗っていきます。この時に塗料をはじくところは、もう一度脱脂してミッチャクロンを塗り、ペンキを重ねます。目立たないところなら、そのままでもいいのかもしれませんね。
今回使用した溶剤等のリンクを貼っておきます。参考にしてください。
というわけで、今回はここまで。
ではでは。