資格の話 乙種第4類危険物取扱者
資格の概要
危険物取扱者は、消防法に基づく危険物を取り扱ったり、その取扱いに立ち会うために必要となる資格です。
乙種第4類(乙4)は、その中でもガソリンや灯油といった引火性液体を取り扱うことのできる資格です。乙4は危険物取扱者の中でも突出して取得者が多く、令和5年度だけで71,670人もの合格者がいてます。(他類は6000人~7500人前後)
資格のデータ
【資格区分】国家資格
【認定団体】都道府県知事
【試験団体】消防試験研究センター
【受験資格】なし
【試験科目】筆記 ○(択一 ○、記述 ×、論述 ×) 実技試験 × 面接試験 × その他 ×
【科目合格】なし
【科目免除】あり(他資格○、実務経験 ×、研修等 ×)
【有効期限】なし
資格取得まで
資格関係の入り口ともいわれる(?)危険物乙4ですが、職場の非常用発電機の燃料タンクの届け出に必要となり、取得することになりました。
試験まで2~3か月あったわけですが、1か月前まではほとんど勉強せずでした。そこから、パラパラと参考書をめくりながら勉強をしたわけですが、これがまた量が多い。
危険物取扱者は、乙種だといずれか1つ他類を取得していれば、3科目(「危険物に関する法令」(法令)、「基礎的な物理学及び基礎的な化学」(物化)、「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」(性消)の3つ)のうち法令と物化が免除となるので、性消の10問だけになるのですが、いかんせん初めての乙種なので全部で30問。範囲は広大です。
幸いにも乙4は参考書や問題集などの数も多く、過去問題には事欠きません。参考書をペラペラとしながら、ひたすら過去問を解いていって、頻出問題などを抑えていきます。
試験は住所地ではなく、兵庫県で受験。令和5年3月3日(日)、大手前大学さくら夙川キャンパスでした。
試験当日の朝は夙川駅前のマクドナルドでコーヒーを飲みながら最終チェック。集合時間15分前に試験会場入りしました。はぁ~、きれいやなぁ…と感心している間もなく、試験が始まりました。
さすがに30問もあると時間はかかりますが、サクサクと答えていきます。新問と思しき…というか、勉強不足で覚えきれてないところもありながら、なんとか解いていきます。
結果は3月23日(日)。およそ3週間後の発表です。
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…とまあ、結果は合格なのですが、性消が科目合格ギリギリのラインでした。(各科目60%以上で合格)
こりゃ単なる勉強不足ですね。
さて、受験地が兵庫県でしたので、認定者は兵庫県知事となります。
兵庫県の免許申請には、兵庫県の収入証紙が必要となります。郵送で取り寄せて、貼り付け申請する必要があります。とってもメンドクサイ。
参考書・問題集等
テキスト1/3、過去問2/3といった構成です。とりあえずこれ1冊で十分合格できます。
合格証書
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